★イベントレポート「ZUSHI パフォーマーズフェスタVol.5」2019年10月19日(土)開催

当ホールの情報発信ボランティアによるレポートです。イベントの雰囲気や感想を発信する活動をしています。

 別荘文化に引き継がれ、逗子には経済や文化などの分野で高いパフォーマンスを発揮した人たちがいて、独特な町の雰囲気を形づくっている。 
 パフォーマーズフェスタでは、どんな人がいるのだろう。楽しみに逗子文化プラザホールへ向かう。
 
21世紀生まれのRinkaさんで始まる。可愛ゆい感じだが、しっかりとしたトーク。創作ダンスは、踊る彼女と背景のシルエットとが合わさり幻想的。片手のみでトランプマジックをおこなうシリュウさんは、素朴な青年。手先は器用にトランプカードを操り、鮮やかなマジックとマギー司郎のようなトークで客席を沸かせる。第1部の最後は、逗子やおじ様ジェネレーションの定番となっているハワイアン。ALOHA COMPANY。ハワイアン以外にブルースやジャズなども披露してくれる。後3日で令和の天皇即位式。思わず「昭和は遠くなりにけり」と感じさせられるサウンドの震動でおなかが揺さぶられ、頭にズシーンと響くエキサイテイングな演奏。
 
休憩時間を挟んで、第2部のスタートは、バンドWHOTA。学校名は、話されなかったが、メンバーは高校からの縁だそうだ。多分、別荘文化を作りあげた人たちのジュニアのような。少しヤンチャ(失礼!)なおじ様たちがノリノリ、イケイケのオリジナル曲を 披露。客席も前のめりになりそうな楽しさだ。
 
本日の公演の締めは、BROTHERS of THE ROAD。全員オーバー50だそうだ。最初から最後まで軽快に走っている演奏は、年齢を感じさせない。なかでも3曲目の「ブルースカイ」は、台風被害を吹き飛ばすように。ケンとメリーのスカイラインのアクセルを踏みこみ西湘バイパスを飛ばしていく爽快感。
 
公演はどうしても時間が限られるが、逗子にはポテンシャルの高いパフォーマーが沢山いるようだ。逗子文化プラザホールがプロデュースする「若手演奏家シリーズ」とともに、ハマってしまいそうだ。

ボランティアライター 海原弘之