当ホールの情報発信ボランティアによるレポートです。イベントの雰囲気や感想を発信する活動をしています。
檀上にスリムな黒で決めたブラスバンド“なぎさブラスゾリステン” が立ち並ぶ。司会・進行の池上氏が平成28 年の第12 回公演時に「今夜の聴衆は、6 万人!」と表現した聴衆が「8 万人」に置き換わり、盛り上がっていました。聴衆もホールの皆も共に成長を感じられる“なぎさブラス”の定期演奏会です。オープニングからエンディングまで吹奏楽の慶びに抱かれながら、彼等の力量・技量に圧倒され続けました。「第1 回(ホールこけら落とし)時に20・30 代だった演奏者は、今日15 回目にいくつになりましたでしょうか?」と笑みを浮かべる池上氏の進行、問い掛けによる対話は、彼等独自による“一流のおもてなし” なのです。
楽曲は、メンバーが種々様々編成されて披露されました。定番コーナーである“サトシの部屋”に続いて、チューバ・トロンボーン・ピアノ、そして“譜めくり係”のカルテット。会場内に暖かい“謝意と敬意” が満ち足りて、笑顔の社交場になりました。今年のコンサートの大きなテーマは、翌年に東京で控えるビッグ・イべントを“逗子から勝手に応援したい” でした。そのための様々な“マーチ・パフォーマンス”に、変幻自在の “行曲”、“ラジオ体操”まで楽しみました。本当に“心からありがとうゾリステン”
演奏会後のホワイエは、 “敬意と謝意” の交歓会の様相でした。「お住まいは、名古屋ですか?」の問いに、「浜松です、貴方は?」などなど。エンドレス・プライスレスに明るく楽しい、なぎさブラスゾリステンならではの演奏会でした。
ボランティアライター 長坂 祐司