★イベントレポート「さざなみ亭落語会 古今亭文菊」2016年2月14日(日)開催
当ホールの情報発信ボランティアによるレポートです。イベントの雰囲気や感想を発信する活動をしています。
2月14日日曜日寒暖の激しいこの数日。この日、外はなまぬるい強い風だが会場は熱気あふれる満員状態。
年配の男女が多くいる中、意外なことにお子さんも両親といっしょに前のほうに数組いる。
さざなみ亭落語会。今回のだしものは落語で古今亭志ん八さん、動物ものまねで江戸家子猫さん、
そして数々の新人賞を受賞し、さらに28人抜きで真打に昇進した古今亭文菊さんが3年ぶりに登場とある。私は落語に興味があるが、ほとんど未知の分野である。
さらに、入場の時受け取ったプログラムの表紙に印刷されている3桁の抽選番号で記念品のサイン色紙があたるとのこと。
なるほどとまではいかないが、ちょっとしたお楽しみがうれしい。私は一番違いではずれた。余分なことだが。
さて開演すると、「はとぽっぽ」のおはやしで割れんばかりの大きな拍手の中登場したのが、古今亭志ん八さん。
志ん八さんが、まず会場のみなさんに問いかけ「今回はじめて落語会にこられた方はどれくらいいらっしゃいますか・・・」(客席挙手)「20名くらい。なるほど。2度目のかたは・・・」(客席挙手)「なるほど・・・さすが逗子は文化レベルが高い。」(笑い)「では落語なしでは生きていけないというかた。」(客席挙手)「・・・なるほど・・・うそつきが10人います。」と、会場が爆笑する。楽しい落語だった。
二番目は動物ものまねで、「親子四代誰一人このばかばかしい芸に気づくことなく今日をむかえている」という江戸家子猫さん。
笑いを誘いながらウグイス、ホオジロ、コオロギ・・・・・ゴキブリ?と次から次へと鳴き声をまねて30種目はあったろうか。たいしたものである。
かわって古今亭文菊さん。坊主頭で登場。なんだかかわいげがある。「天候がめまぐるしい今日このごろ、風邪などひかぬよう気をつけてしばらくご辛抱ください。いろんな芸人がいますがみなさま方の健康にまで気をつかうのはわたくしぐらいなもんでございます。」
(笑いと拍手)「そう長いことは話しませんから。」と言いつつ「今日はお子さんも会場にいらしてるんで吉原に女郎買いの話を・・」(笑い)で始まり約30分たっぷりきかせてくれた。聴きこんでしまった。
今回特におもしろかったのは、場面ばめんでお子さんが前のほうで突然なにがおかしいのか大声で笑いだすと、それを聞いて会場のおとなたちがつられて爆笑する。
世の中なにが起こるかわかりません。
情報発信ボランティア 大塚 登
(投稿日:2016年03月18日)