★イベントレポート「NAOTO&清塚信也アコースティック・デュオ」2016年3月5日(土)開催
当ホールの情報発信ボランティアによるレポートです。イベントの雰囲気や感想を発信する活動をしています。
14時、NAOTOさんは白い衣装に身を包み、清塚さんは赤紫と濃紺の縦縞のスーツ姿で登場。話し始めると一瞬にしてステージと客席をひとつにした。オープニングはNAOTOさんの♪HIRUKAZEだ。柔らかい表情で微笑んでいるように見えた。NAOTOさんと清塚さん、どちらにも注目したくてキョロキョロしてしまう。演奏後のトークでもとにかく喋るお二人。その一部始終を紹介したいが…音楽の話をしよう。作曲家でヴァイオリン奏者でもあったクライスラーの曲を2曲演奏してから、映画好きの清塚さんの解説を交え映画音楽が弾かれた。清塚さんいわく、NAOTOさんはほとんど映画を観ないそうだが、演奏曲の「ニュー・シネマ・パラダイス」と「海の上のピアニスト」はご覧になったそうで、感動したシーンについて話された。そして♪リベルタンゴが終わると、あっという間に休憩時間となった。
休憩中のホワイエはとても賑わっていた。CDや楽譜を手に取る人が販売コーナーを二重三重に取り囲む。IL NONNOさんのバーコーナーでもスタンディングでワインを愉しむお客様の姿がお洒落だ。休憩もコンサートの一部だなぁと感じた。
清塚さんが黒いきらびやかなジャケットでステージに現れた。音楽の歴史に触れながらバッハ、ショパンを演奏。ソロ・トークは少しだけ真面目な雰囲気。最近テレビドラマで流れていた♪Baby,God Bless Youを優しいタッチで弾いた後、何年か前のドラマの曲♪ガーシュウィン・メドレーを力強いタッチで弾きあげた。鍵盤を行き来する手指を見ていると、あまりにも速くて、昆虫の透明な羽が羽ばたいている様子を連想した。
NAOTOさんもステージへ。深い煉瓦色のスーツには華やかなスパンコールの装飾。♪Sanctuaryは聴きたかった曲の一つだ。この曲を聴いていると「大丈夫だよ」と言われている気がするのは私だけだろうか。また聴きたい。
オリジナル曲・古典・映画音楽の多彩なプログラムと、予想以上にトーク満載のデュオは2時間半に及んだが、もっともっと聞いていたかった!聴いていたかった!見ていたかった!!来年1月のトリオ公演が待ち遠しい。
今回は来場が叶わなかった方も来年は是非なぎさホールへ!!!
情報発信ボランティア 深谷 香
(投稿日:2016年03月31日)